家庭では行えない「幼児教育」が受けられる場所、幼稚園。幼稚園が、常にその意味から外れる事なく、重要且つ必要な「幼児教育」を提供する場であり続ける為に、法律により指針が定められています。学校教育法では、「幼稚園は、幼児を保育し、適当な環境を与えて、その心身の発達を助長することを目的とする」と定めており、「幼稚園教育要領」では、「幼児期の特性を踏まえ、環境を通して行うものであることを基本とする」と定めています。「環境を通して行うもの」とは、「幼稚園での生活全体」を意味し、幼稚園生活という生活環境に園児の身をおき、その環境の中で保育、教育を行うこと、を意味します。具体的には、先生や友達との遊びや会話、様々な保育活動を通して人との関わり方を学べる教育であること、子供達一人一人の特性を熟慮しながら行う保育、指導であること、そして結果、幼児期にふさわしい生活環境を提供すること、などが示されています。子供達は、幼稚園生活を送る中で、家庭では学び得なかった「幼児教育」を自然に受けています。人生最初の集団生活の場で、初めて遭遇する出来事、体験を積み重ねていきます。その中で、体験、経験によってしか培われない「人との関わり方」を覚え、人間として必要な社会性を、だんだんに身につけていきます。これは、その環境にどっぷり浸かってこそ初めて得られる糧でしょう。幼稚園生活とは、こんな貴重な「幼児教育」を提供してくれる、今や必要不可欠な「幼児教育」の要なのです。