幼児教育 - 幼稚園を選ぶにあたり


幼稚園における「幼児教育」の重要性が充分解ったところで、次に気になるのは、「では、どんな幼稚園が良いのか」「どんな幼稚園を選べば良いのか」、ですね。その答えは一つではありません。一言で「幼児教育」と言っても、どんな「幼児教育」をさせたいのか、どのタイプの「幼児教育」を優先したいのか、により違います。親の要望は様々ですが、近年は、「幼稚園に通う間に少なくともひらがなは覚えてほしい」「英語の授業も行ってほしい」「体操教室をぜひ取り入れてほしい」.・・・など「遊び」以外の教育を望む親の声を受け、通常保育の時間内に、知的教育、体作りに繋がる時間を、何らかの形で取り入れている幼稚園が急増しています。ひらがなや簡単な計算、英語だけでなく、パソコンまで教える幼稚園もあるほどです。こういったいわゆる「授業」の種類や数が多いほど充実した「幼児教育」を行ってくれる幼稚園、と思われがちです。親は、自分の子の成長を期待し心配するあまり、よその子より我が子が早く学ぶ事に安心する、逆に言えば、周りの「おともだち」ができる事を我が子ができない時、不安と焦りを感じてしまい「うちの子にもやらせておいた方がいいのかしら」と思ってしまう。親の心理としては頷けるものがありますが、ここで忘れていけないのは、「子供は遊びが仕事」という大前提です。伸び伸びと外で遊ぶ時間、先生や「おともだち」と関わって自然に大切な事を学ぶ時間、は「幼児教育」を行う幼稚園において、最優先にされるべきでしょう。その最優先にされるべき時間と授業時間との割合は?最優先にされるべき時間の内容は?それを納得した上で他に受けさせたい「授業」を選ぶ。そんな意識が必要です。実際、知的教育の時間・体操教室の時間など複数の「授業」を行っている、いわゆる「充実した幼児教育」を行っている幼稚園の子供達は疲れている、という報告もあるそうです。これは勿論、複数の「授業」を行う事は「幼児教育」としてすべて良くない、と言っている訳ではありません。楽しく遊びながら過ごしているうちに知識や感覚を身につけられる素晴らしい授業もあるかもしれません。また、ある子供にとっては負担なく身につく素晴らしい授業であっても、別の子供にとっては負担となり疲れてしまう授業であるかもしれません。園児一人一人の特性も能力も得意分野も違うのですから、それも当然の事です。 以上の事を踏まえ、より良い幼稚園選びをする為には、まず情報収集をしましょう。地域の子育てサークルなどで同年代のお母さん達とふれあい、実際に通っている子供や卒園生を持つ母の声を集めたり、幼稚園の園庭開放など、入園前の子供を持つ親子を対象にした催しに積極的に参加し、実際の幼稚園生活に触れ、見学、体験できる機会を持つ事が効果的です。先生が子供達にどんな接し方をしているのか、悪い事をしてしまった子供にどんな叱り方をしたのか、中に入れば、それまで見えなかった部分も垣間見えてきます。自分の目で見て日常の様子や雰囲気を知る事は、活字になったパンフレットや決まった説明会より、きっとずっと効果的な幼稚園選びの決め手をあなたに与えてくれるでしょう。また、幼稚園生活を体験している我が子の様子、どんな表情をしているのか、何を楽しんでいるのか、などを観察する事も、我が子に合う幼稚園選びの重要なポイントです。他に、幼稚園内の園児同士のけんか、怪我をさせてしまったなどのトラブルに対する幼稚園側の対処の仕方、も知っておきたいポイントです。


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